20141208

秘湯倶楽部 忘年会「本沢温泉 雲上の湯」

私の所属するプライベートクラブ「秘湯倶楽部」の忘年会でした。


忘年会の会場である「本沢温泉 雲上の湯」は八ヶ岳の湯川に湧く日本最高所野天風呂であり標高2,150メートルの秘湯です。調べると夏でもゲートから1時間以上、冬は麓から4時間以上の徒歩になる秘湯中の秘湯とのこと。


本沢温泉入口からマイナス10度のなか延々と続く雪の傾斜を登り、ようやく辿り着きます。目の前に広がる硫黄岳の雪景色は素晴らしく、泉質は硫黄泉で酸性の刺激が心地よいです。

結果的に3時間で到達できましたが、余裕をもったスケジュールを組まれた方が良いと思います。特に冬の情報は少ないのでしっかり調べることをお勧めいたします。

09:00 本沢温泉入口
12:00 本沢温泉 雲上の湯
♨︎
14:00 下山開始
15:30 本沢温泉入口

それではみなさま良いお年を!


参考リンク
本沢温泉 | スッチーの混浴露天風呂体験記
本沢温泉 アクセスと駐車場: たけぞうの温泉ブログ

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20141021

ケースなしで iPhone 6/6 Plus レンズに気を使わない方法

iPhone 6/6 Plus のカメラは少し突出しています。ケースをつけずにデスクに置くとレンズが直接当たって気になります。傷がついたら修理など面倒。。
というわけでケースなしでもレンズに気を使わないための3ステップは以下。

ピットクッションを買って

貼る

はいOK!
デスクに置いたときレンズが当たりません。安定感を求める人はもう1つ貼ってもいいかもしれません。PCの底みたいな感じで。お好きにどうぞ。

ちなみにピットクッションですが同じようなものが100円ショップにもあるっぽいです。

いいですね〜

20141013

iPhone 6 Plus SIMフリー版が届いたのでソフトバンクを解約してMVNOのIIJmioを契約した

iPhone 6 Plus SIMフリー版をアップルストアで買って届くのを待っている間にMVNOがアツいというような記事を書きましたが、ようやく本体が届いたのでソフトバンクを解約し、BIC SIM by IIJmioを契約。晴れてMVNOユーザーになりました。


ソフトバンクのコールセンターにMNP転出の手続きをしていたら、3万ソフトバンクポイント+月額1,000円引きの引き止め交渉をされた。しかし意思は固い。

私が契約したのはIIJmioのファミリーシェアプランで3,260円/月。データ量は1ヶ月 7GBで今までと変わらず、SMSと電話番号も付けてこの値段です。回線はdocomo LTEが使えます。SIMは特に他にいれる本体が無かったので1枚にしました。使い切らなかった容量分は翌月に繰り越し可能。ただし無料通話はないので、利用に応じて20円/30秒がかかります。私の場合は通話をほとんどしないので問題無しという判断をしました。

いままでソフトバンクに1万円ほど払っていたので通信費は単純計算で約1/3になりました。本体価格があるじゃん、と思うかもしれませんが多分1年後にAppleケアで新品にして売りに出します。仮に2万円落ちで売れたとしたら、私にとってiPhone 6 Plus本体は2万円だったということです。SIMフリーはリセールバリューが高いのです。

引き続きMVNOサービスの動向含めウォッチしていきたいと思います。


FYI
IIJmio - データ増量スタート!選ぶなら確かな品質。2GBで900円のIIJmio。
SIMフリーiPhone 6にIIJmio(みおふぉん)のSIMを挿して利用する手順。テザリングもできた!

20140916

MVNOの波とSIMフリーについて

Mobile internet in Africa
3連休はひどい体調不良で寝込んでいたのですが、暇だったのでMVNO(格安SIMというほうが一般的には通じるっぽい)についていろいろ調べていました。

おさらいですが、MVNOとは「ドコモやauの回線を間借りした会社が提供する安価な通話・通信サービス」です。お酒に例えると第3のビールといったところでしょうか。

安さと引きかえに上限データ量や通信速度など、プランによって様々な制限が存在し、その制限の組み合わせがMVNOのサービスプランになっています。

多岐にわたるMVNOサービスの全容を把握することは難しいのですが、逆に多彩なパターンがあるので、メリットデメリット見極め、自分に適した無駄のないサービスを見つけることが可能ともいえます。

調べるなかで、MVNOサービスの状況は玉石混淆でとても面白いことがわかりました。サービス比較表が追いつけないほど、次々と新しいサービスが出るという現状です。たとえばこんなニュースも。つい4日前の話です。

『ぷららモバイルLTE』大好評で全プラン受付停止に

というわけで、なんとなく楽しそうな波に乗るためにSBの予約をキャンセルしてAppleのSIMフリーを予約し直したのです。

***

話は変わりますが、SIMフリーだと海外でローカルのSIMをさして使うことができますね。

グローバルWi-Fiも良いサービスだと思いますが、欧州10日間など長くなるとポケットWi-Fi 1台あたりの通信量制限に引っかかるため、成田で2台持たされます。「5日間で交換してください」と。。

書いていて高城さんの記事を思い出しました。この記事、2009年です。

iPhone(自由版)|TSUYOSHI TAKASHIRO -BLOG-|honeyee.com Web Magazine

最後は私の昨年11月のツイートでお別れです。バーイ!


***
参考
XperiaにおけるAndroidアプリ考察 » 【MVNO】格安だからと飛びつく前に知っておくべき5つのこと
MVNOナビ!

20140804

Airbnbを利用する時「おそらく不安に思うこと」まとめ

今回の欧州ツアーにおける3都市ブリュッセル、ケルン、パリでは世界の空き部屋シェアサービスAirbnbを使って宿を決めました。以下、素敵な体験ができるこのサービスを初めて利用する時に「おそらく不安に思うこと」についてまとめました。旅のヒントになれば幸いです。
Airbnb in Brussels
-ブリュッセルの宿。小便小僧まで徒歩20秒の立地。

利用の流れは通常のホテルを探すのと同様です。宿を探す→予約する→旅行する、以上の3ステップです。ただし、Airbnbで宿を提供しているのはホストと呼ばれる現地の一般人です。

■ホストとのやり取りは英語?
物件を検索する時にホストが対応できる言語の選択ができます。当たり前ですが日本語に対応している海外の物件は皆無です。しかしここであきらめてはいけません!宿を借りるときの会話はシンプルです。複雑な会話は必要ありません。あなたがいつ物件に到着するのかAirbnbのサイトを通じて事前に伝えるだけです。

■鍵の受け渡しってどうやるの?
物件に到着したらホストから物件についての説明(といっても大体が簡単なハウスルールについて)があります。そこで鍵を渡されます。ここで鍵の返し方も確認しましょう。ホストが不在でも自分のタイミングで返却できるようにポストに鍵を返却することを私は伝えました。ポスト返却を嫌がるホストは今のところいませんでした。

■アメニティってあるの?
これは物件によって様々です。ページに設備や備品の詳細が書かれていますが、その通りのセットが無いこともあります。あなたが快適な滞在をするために必要なグッズがあると安心です。私はシャンプーと石けんと洗い布を持参しました。

■到着までの予定が変わった、遅れそうだけどどうすればいいの?
焦らずAirbnbのアプリを通じてホストに連絡しましょう。ここでも複雑な会話はいりません。いつ到着するのかを伝えればよいだけです。当然アプリの利用にはネット環境が必要ですので、WiFiサービスを利用するなどインフラは整えておきましょう。私がよく利用するのはグローバルWiFiです。

■とはいえ
たぶん不安だと思いますが、とりあえずトライしてみましょう。扉を開けば新しい選択肢を得ることが出来ます。

Airbnb in Cologne
-ケルンの宿。あえてメインエリアから外してみました。バルコニーが気持ちいい。

Airbnb in Paris
-パリの宿。ポンピドゥーセンターまで徒歩30秒。

これ全部普通にホテル泊まるより立地も良くて広くて安かったりするんです。トライしてみたくなりましたでしょうか?ではでは!

20140801

ヨーロッパ 10日間から戻ってきました

7月20日からアムステルダム、ブリュッセル、ケルン、パリ、なぜか再度アムステルダムに戻って東京という旅程でした。ひどい時差ボケだ、、ということでAM1:30に書き始めています。

このあいだアムステルダムからパリにタリス(高速鉄道)で初めて行ったときに、鉄道って便利だなと思いました。チェックインも不要ですし、料金もリーズナブルです。駅は当たり前ですが中心地にあるので、近隣の国であれば飛行機より目的地に早く到着できるメリットもあります。というわけで4都市4カ国をタリスでまわってみました。

パリではまさかのテイスケさんと遭遇。いやーこんな奇跡ってあるんですね。せっかくなのでツール・ド・フランス最終ステージ視察に同行してみました。前日はシャンゼリゼ通りから凱旋門をぐるっとまわり、最終ステージを部分的に体験しました。ヴェリブ(パリ市営のレンタル自転車)で。笑

さて、テキストはここまでにして買ったばかりのGoProを旅先で振りかざした汗と涙の動画をご覧ください。

どうでしょうか?何か感じるところがあれば幸いです。

動画に出てくる宿や持って行ったモノなどはまた後日記事にできればよいかなと。それではみなさま良い週末を!サリュ〜

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20140716

GoProを手に入れて思ったこと

実はGoProを買ったのは2回目です。最初に買ったのは2007年発売のDigital HERO 3というモデルでした。300万画素なのでトイカメラに毛が生えたようなカメラでビーチに行く前に「防水だから」買ったような気がします。当時の映像がありました。

Digital HERO 3で撮ったマニャガハ島の海中(2009年)

いや~ヒドいですね。笑

そんなGoProが2014年6月26日にNASDAQ市場に上場しました。GoProは単機能製品ですがスマートフォンに飲み込まれることなく、上手く共存しながら躍進しています。

GoProはカメラメーカーではなくコンテンツ企業と言われていますが、確かに2台目を買った時はカメラの機能というより、頭の中にある「あんな感じの作りたいな」を買ったようなものです。編集ツールやアプリもGoProから無料で提供されています。どんなにセンスが無くて素人でもGoProが全力でサポートしてくれるわけです。

高くて重いレンズを買う時代は終わり、軽くて空を飛ぶGoProやドローンの勢いは今後も止まらないはずです。

最後はこちらの写真で〆させて頂きます。
Lonely Shooting

20140715

南北境界線DMZ(非武装地帯)ツアーに参加した話

韓国と北朝鮮の軍事境界線を見学できるツアーに参加したときの話です。
DMZ
まず、予備知識としてですが板門店(ハンモンテン)という村が韓国と北朝鮮の軍事境界線上にあります。その周囲はお互いの共同警備区域(JSA-Joint Security Area) となっています。ここでは韓国軍を中心とした国連軍と北朝鮮軍が境界線を隔てて顔を合わせています。

ツアー参加者はソウルのロッテホテルからバスに乗って板門店まで向かいます。途中2回ほど軍人によるパスポートチェックがあります。国連のゲストというかたちで入るため、途中でツアーバスから国連のバスに乗り換えて進んでいきます。

北朝鮮が攻めてきたときに道を封鎖するための黒い大きな爆薬の横を通り抜け、本会議場に向かいます。本会議場の半分は韓国側、もう半分は北朝鮮側といった具合に境界線上に建っています。本会議場のなかでは、南北の行き来が可能です。

本会議場の北朝鮮側に扉がありその前に微動だにしない韓国軍人が立っています。扉の向こうは北朝鮮なので向こうに行ったら亡命なう、ということになります。扉に鍵はかかっていませんが、絶対にやめるようにアナウンスがありました。(過去に2度ほどあったようです)

北朝鮮側をみると北朝鮮兵士の姿も見えました。これもガイドさんからアナウンスがありましたが、挑発行為は絶対にNGです。服装についてもロゴものはNGなどレギュレーションが存在します。帰りには北朝鮮の紙幣やワイン(と呼ぶにはあまりに酷い代物)などが買えるショップに立ち寄ることができます。

板門店はベルリンの壁が崩壊したのちにドイツ再統一がされた現在においては、世界においてもレアな「冷戦の最前線」となっています。そのせいか欧米からのツアー客が年々増えているらしいです。

私が参加したツアー↓8千円くらいでした。
国際文化サービスクラブ – 板門店(JSA)ツアー

興味がある方は一度体験してみてはどうでしょうか?北朝鮮のような国が陸続きで隣にある緊張感を肌で感じることができます。

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20140711

夏休みの準備

とりあえず航空券だけとってまだ何も決めていないです。

今年は長めの夏休みになりそうなので、何かしら形にしたいな~と思っていたら、いつの間にかGoProを買っていました。ついでに予備バッテリーのセット、64GBのmicroSD(安くなりましたね)、純正の3-Wayマウントまで。来世と言わず現世で1度くらいはカット繋ぎまくって派手なEDMをのせるようなビデオを作ってみたいものです。

GoPro新作の3-Wayマウント


何も決めていませんが、初日は前の会社で同じチームだった人と会う予定があったり、TdFを見たりしようと思っています。街に行くときは事前に色々調べますが、特にマーケットとランニングコースはしっかりみる癖があります。人気のランニングコースは、やはり景色がよく気持ちの良い確率が高いような気がします。

Nike+ Places

宿はAirbnbで取ると思います。遠くの土地で普通に家に帰るという馴染んでる感が(幻想だとしても)やみ付きになります。賃貸などの間取りを見るのが好きなので、家のつくりが日本とは違う物件を眺めているだけでも楽しいです。

Airbnb

最後にベッキーのツイートで〆させて頂きます。

20140701

Airbnbについて最近聞いた話

Airbnb(エアビーアンドビー)は世界的に成功している宿の予約サイトです。1番の特徴は貸し手がユーザーに対して直接物件を公開できるので、現地の人の家やアパート、部屋、船、ツリーハウス、城(!!)など普通の宿泊予約サイトでは取れないような物件があることです。

パリに行ったときにAirbnbを利用してコンサル会社に勤めているパリジャンの家に泊まりました。「暮らすように旅しよう」というコンセプトの通り、1泊だけでしたが普通のホテルに泊まった時とは異なった体験ができました。(ホテル泊も好きですが)

聞いた話によると東京でAirbnbを使ってビジネスをしている人もいるらしいです。単純計算ですが10万円の部屋を借りて、1泊あたり1万円の設定で10日オーダーが入ればそれ以上は利益になります。それを何人かで複数物件を管理してビジネスにしているそうです。訪日外国人はオリンピックに向けて増え続けるわけですから先見性がありますね。

もう1つ、物件のオーダー率を上げるにはやはりクチコミが非常に大事なようです。最初のプライスを低く設定し、クチコミがある程度たまったら通常プライスに戻して運営するのがコツとのこと。法的なお話は各自で調べる必要があると思いますが、楽しそうですよね。

KentaroさんからAirbnbへの招待が届いています

20140630

プロジェクターたのしい

私は理系だったので大学4年のときに研究室に所属していました。より良い研究のためという大義名分のもと人数分のエアベッドを買ってもらったり、シャワールームがあったり、学校が半分家のような研究生活を送っていました。

そのなかで思い出に残っているのが、研究室のプロジェクターを使って壁に映した大画面でプレイするゲームでした。テレビのそれとは比べものにならない迫力で、ピザをデリバリーしてみんなで遊びました。

その楽しさが忘れられず、先日パナソニックの業務用プロジェクター(中古)を手に入れました。ゲームはもちろん楽しいですが、PCをつなげて映画やYouTube、ダラダラとネットするのも新鮮です。たぶん未来の部屋にはモニタは無くて、壁にむかって何かする感じだと思います。

テレビ番組はあまり見ないけど映像コンテンツは見る、という人はプロジェクターも選択肢に入れると良いかもしれません。インチ単価(笑)でもテレビより安いかもしれないですし。

20140620

勝負哲学

日本のサッカーを世界のベスト16まで導いたサッカー界きっての勝負師・岡田武史氏と、稀代の天才棋士と呼ばれる羽生善治氏の熱戦対論「勝負哲学」のマイ・ハイライト。

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✔ 研鑽を積んだ者にしか「いい直感」は働かないはずです。

✔ 「わかる」ことをきちんと押さえておけば、「わからない」ことへの対処の幅も広がるということです。

✔ 前向きな開き直りは勝負強さに通じます。

✔ 照準や標的の周囲の景色も視野に入れながら集中するんだそうです。つまり「全体に集中する」、それが大事なんだそうです。

✔ 「一流は一流によって理解される」

✔ リスクテイクをためらったり、怖がったりしていると、ちょっとずつですが、確実に弱くなっていってしまう

✔ 一ミリの差でも勝ちは勝ち

✔ リスクをとることこそリスクから逃れる最高のすべです。

✔ 結果的にうまくいったか、いかなかったかではなく、そのリスクをとったことに自分自身が納得しているか、していないか

✔ 世の中にまったくの独自性、完璧なオリジナリティというのはないような気がするんです。

✔ 最新情報を取り込んでいないと最前線では競えない

✔ 予選最終戦のイラン戦の前夜、家内には「勝てなかったら、当分、日本には住めない、しばらくは海外暮らしを覚悟しておいてくれ」と電話しておきました。

✔ 可能性に比例してプレッシャーも高まる

✔ 「勝てる」と確信してからの最後の三手は、震えながらの着手となってしまって、マス目にうまく駒が置けず、自分でもちょっと困りました。

✔ 不調も三年続けば実力

✔ 精神の安定に重要なのは生活なんですよ。

✔ 指導の本質は、教えるのではなく引き出すことにある

✔ エデュケーションの語源はラテン語のエデュカーレで、まさに「引き出す」という意味

✔ 私は選手といっしょに酒を飲まないんですよ。

20140619

フレッシュコーヒー・マニフェスト

雑誌『WIRED』VOL.12 特集「コーヒーとチョコレート:次世代テック企業家たちのニュービジネス」のなかのEDITOR’S LETTERがとても素敵でした。

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フレッシュコーヒー・マニフェスト

お酒がダメなので、昼でも夜でもやたらとコーヒーを飲む。スタバはタバコを吸えないし、深夜はやってないので却下。深夜であれば何杯でもおかわりできるファミレスが望ましい。そこで、友人と延々与太話をしたりする。ほとんどはロクでもない内容だけれども、4、5時間話し続けたあげく、面白い地点に到達することがある。おおげさに言えば、いままでお互いが考えてもみなかった新しい認識にたどりつくようなことがある。気になりつつも放置していた情報やアイデアが思わぬところで結びついたり、ぼんやりしていた企画がくっきりと像を結んだり。新たなパースペクティヴが生まれる、とでも言おうか。

コーヒーが、その本質において一種の覚醒剤で、常習性のあるソフトな麻薬だとするなら、カフェがその発生当初から当局/権力の目の敵にされてきたことは、それだけで説明がつく(中世時代のカイロ、メッカ、コンスタンチノープルなどでの話だ)。けれども、カフェやコーヒーショップが酒場と決定的に違うことがあるとすれば、そこでひとは正体を失うのではなく、文字通り覚醒してしまうところで、そうであるがゆえにコーヒーはさらに権力にとって危険なものとなる。

多種多様なひとがそこに寄り合って情報を交換する。そしてそれについて会話する。断片化されていた情報が、整理された思考として編成される。支配する側からしてみれば都合の悪いことだ。民衆はむしろ、現実から目を背けて酩酊してくれていたほうがはるかに好都合。しかし、コーヒーは逆の作用をもたらす。コーヒーは、そういう意味において、常に反社会的な存在であり続けてきた。

反社会的というのは、批判的ということだ。しかもひとを覚醒させながらもハイにしないのがコーヒーの持ち味。コーヒーの批判力は、あくまでもクールだ。熱狂は似合わない。であるからこそ、カフェは、文学、音楽、科学の揺籃地となりえた。それだけではない。近代保険制度を生み出し(ロイズは元々カフェとしてはじまった)、金融市場を胚胎させた(ニューヨーク証券取引所はカフェの2階ではじまった)ことを思えば、コーヒー/カフェは、近代社会を駆動させる必要不可欠なインフラであったことにさえ気がつく。

デジタルテクノロジーがあらゆる人の手にわたっていくなかで、社会を革新していく主体は、国家、大学、大企業といった大組織から、個人、もしくは小さな組織へと着実に移りつつある。そのとき、新しい思考をもたらす媒介としてのコーヒー/カフェをいま以上に望むことになるのだとすれば、そこでみなが求めるのは、産業化されたコーヒーチェーンではないはずだ。ニューヨークのインディペンデントなカフェの数は、すでに大手チェーンの店舗数を上回っている。そんなことを教えてくれたのは、スクエアのジャック・ドーシーだった。

「サードウェイヴ」と呼ばれるトレンドの真相は、おそらくこんなところにもある。「サードプレイス」と呼ばれる社会学の概念ともどこかで通じ合っていることだろう。大きな時代の変革期にあって、社会は現状の課題を乗り越えてゆくためのアイデアとイノヴェイションを必要とし、そのプラットフォームとして、ひとが、社会が、クールな覚醒をコーヒーに求めるのであれば、コーヒーもまた原初にあった批判精神と独立心とを取り戻さねばならない。

「フレッシュコーヒー」は、本来は単に「淹れたて」を意味するだけだけれど、それだけで済ませておくにはもったいないことばでもある。それは、覚醒しながら自己刷新を繰りかえす冷ややかなアタマと、昨日よりはちょっとマシな世界を静かに夢見つづける温かいココロの象徴であるかのように、ぼくには聞こえる。なんて、つつましやかで、清々しい響きだろう。フレッシュなコーヒー。なんと身の丈にあった革新のマニフェストだろう。

若林 恵 日本版『WIRED』編集長



※削除依頼はコチラまで→kntr@kentalog.net

20140218

香港メモ


出張で香港に行ってきました。4泊5日。

・滞在中は結構寒かったけど、温暖な香港のオフィスやホテルにはそもそも暖房が無い
・なぜか冬なのに冷房がついている
・寒いから屋内なのにダウン着て食事してる人が多い

・私はどうやら本気の中華が得意ではない
・3日目にはパスタを食べていた
・泰昌餅家のエッグタルトは普通だった

・蘭桂坊(ランカイフォン)で朝まで飲んだ
・夜が更けるほど街が異様な汚さになった
・東京ってほんとうにクリーンな街なんだな(ゲロとガラスの破片だらけの街で遠い目)

・高層ビルや2階建てバスなど縦長の印象
・気がついたら普段あまり撮らない縦構図の写真が多くなっていた
・東京の建物が全部2倍の高さになったら家賃は下がるのかな

・香港の高級住宅エリアはガチ
・廟街には深夜特急にて著者がいうほどの感動はなかった
・コピーアートではYue Minjunが絶大な人気を誇っていた

・初乗り20HKD(260円くらい)のタクシーに乗りまくった
・ドライバーはアンドロイド端末を駆使する
・運転が少々荒いが道が分からないことはまず無い

・日曜日になるとセントラル周辺はフィリピン人のメイドだらけになる
・メイドは住み込みのため家主がいる日曜日は外で賑やかに過ごしている
・嫁も働きに出て家政婦を雇った方が経済合理的という発想(メイドは5万円/月)

・重慶大厦のゲストハウスにも泊まってみたかった
・とりあえず上階を覗いたらワクワクした
・1階インドゾーンの証明写真屋で記念写真を撮った

その他の話はどこかで会った時にでも!
写真はコチラ

謝謝

20140101

2014

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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。